滋賀県 グルメ & ランチ 完全版
【滋賀県】正直うまい飯に負けた
俺が選ぶガチ5選
滋賀グルメ 実食レビュー / ランチ・ディナー対応 / 近江牛・近江ちゃんぽん・鮒ずし・琵琶湖の食材
「京都の隣」という
言い訳を一切しない。
滋賀グルメを「通過点」だと思ってる人間がいる。京都や大阪の前後に立ち寄るだけの場所、と。それは完全に間違いだ。
日本最大の湖・琵琶湖が育てた近江牛、湖魚、鮒ずし。そして彦根が生んだ近江ちゃんぽん。滋賀には、この県でしか生まれなかった飯が複数存在する。それも発祥が400年前だったり、1619年だったりする。歴史の密度が桁違いだ。
この5店は、滋賀県グルメをまじめに攻めたい人間のために選んだ。滋賀ランチから夜飯まで、全部実在する本物の名店だ。
01
彦根城の大手前通りに面して立つ。1957年創業、自社牧場で肥育した近江牛を、育てた人間が出す店だ。
近江牛は松阪牛・神戸牛と並ぶ日本三大和牛のひとつで、滋賀県産の黒毛和牛だ。A4〜A5ランクの認証近江牛を使ったすき焼きは、関西割り下で甘辛く煮ながら食う。霜降りの脂が砂糖醤油に溶け出して、割り下がどんどん深くなっていく。肉を追加するたびに、鍋が進化してく感覚だ。
店内には自社牧場の証明がある。「自分で育てた牛を出す」という一貫性が、肉の質の保証になっている。観光地のど真ん中にあるのに、この誠実さは頭が下がる。
しゃぶしゃぶ・ステーキ・近江牛コロッケも揃う。ランチの近江牛カレーは格が違う。
滋賀ランチで近江牛を食う決断をしたなら、せんなり亭 伽羅が最初の正解だ。
- 住所
- 滋賀県彦根市本町1-1-26(夢京橋キャッスルロード内)
- アクセス
- JR彦根駅より徒歩約15分、彦根城大手前すぐ
- 創業
- 1957年(株式会社千成亭)
- URL
- www.sennaritei.jp
02
昭和38年(1963年)、彦根で創業した「麺類をかべ」が近江ちゃんぽんの始まりだ。その味を引き継いだ「ちゃんぽん亭総本家」の発祥の地が、この彦根駅前本店だ。
近江ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんとは全くの別物だ。近江鶏のガラと昆布を合わせた和風だしのスープ、大量の国産野菜、中華麺。豚骨は使わない。あっさりしてるのに、だしの旨みがしっかり底にある。
テーブルに酢・自家製ラー油・にんにく・生姜が置いてある。この薬味が全部正しい。酢を足すとだしの旨みが増幅する。自家製ラー油を足すと激辛スタイルになる。食いながら味が変わっていくのが楽しくて、丼を手放せなくなる。
国内約70店舗を展開しているが、発祥の彦根駅前で食うのが筋だ。
滋賀グルメで「これは京都にも大阪にも存在しない」と感じる一杯が、ここにある。
- 住所
- 滋賀県彦根市旭町9-6
- アクセス
- JR彦根駅 西口より徒歩約1分
- 創業
- 1963年(昭和38年)「麺類をかべ」が原点
- 営業
- 11:00〜22:30(L.O. 22:00)無休
03
JR近江八幡駅から歩いて2分。昭和24年(1949年)、初代・中嶋泰蔵が開業した日本料理店だ。
A4ランク以上の認証近江牛だけを使う。長年の経験で培った独自ルートから仕入れる。その牛をすき焼き・しゃぶしゃぶ・近江牛会席で出す。基本に徹する店だ。
名物の「つゆしゃぶ」は、0.8ミリの薄さにスライスした豚肉を、五段仕込みの和風つゆでしゃぶしゃぶにして食う。近江牛との食べ比べコースがある。豚の繊細さと牛の力強さが交互に来て、箸がどっちにも伸びてしまう。
個室が充実している。2名〜80名まで対応できる。近江八幡観光の昼飯として、あるいは接待・祝い事として、70年以上地元に根付いてきた理由がわかる。
滋賀グルメで「本物の日本料理の流儀で近江牛を食う」なら、ひょうたんやが正解だ。
- 住所
- 滋賀県近江八幡市鍛冶屋町10(JR近江八幡駅北口から徒歩約2分)
- アクセス
- JR琵琶湖線 近江八幡駅より徒歩約2分
- 創業
- 昭和24年(1949年)
- 営業
- 火〜金 昼11:30〜 夜17:00〜21:00 土日祝 11:30〜21:00 月曜定休
- URL
- ひょうたんや 公式
04
鮒ずしを「臭い食い物」だと思って敬遠してる人間に言いたい。本物を食ったことがあるか、と。
1619年、江戸初期の元和5年に創業。大溝藩の料理方として伊勢から移住した山形屋九右衛門が始めた。400年以上、同じ場所で同じ製法を守り続けている。琵琶湖固有種のニゴロブナを2年塩漬けにし、近江米に漬け替えてさらに1年発酵させる。「百匁百貫千日」の製法だ。
一切れ食うと、酸味が来る。後から旨みが来る。発酵の複雑な味が口の中でまとまってくる。「和風チーズ」と言われる理由がわかる。日本酒に合わせると、旨みの相乗効果が起きる。
2012年に廃業するも、和菓子の叶匠壽庵の支援で2016年に復活した。18代目夫妻が今も作り続けている。滋賀グルメの中で、最も深い時間が宿っている一品だ。
鮒ずしを食わずに滋賀グルメを語るな。この店で食うのが、答えだ。
- 住所
- 滋賀県高島市勝野1287
- アクセス
- JR湖西線 近江高島駅より徒歩約9分
- 創業
- 1619年(元和5年)
- 備考
- 店頭販売・通販あり。営業時間は公式確認推奨
- URL
- www.400-kitashina.com
05
大津市、京阪浜大津駅から歩いてすぐの場所に立っている。
明治2年(1869年)、江戸中期から続く膳所藩御用料亭・本家阪本屋からの暖簾分けで創業した。一子相伝の技法を守り、150年以上同じ製法で鮒寿司を作り続けている。琵琶湖産の天然ニゴロブナと近江米だけを使う。素材は変えない。変えてはいけない理由がある。
鮒寿司は手に取ると、熟成した酸味の香りがする。一口食うと、皮の弾力と乳酸発酵した飯の酸っぱさ、魚の旨みが同時にくる。慣れると止まらなくなる。これが「癖になる」という体験だ。
湖魚の佃煮も名物だ。小鮎・もろこ・えびの佃煮が甘辛く煮てあって、白飯に乗せると無限に食える。琵琶湖が育てた食材の全部が、この一軒に詰まってる。
大津観光のついでに、ではなく。阪本屋に会いに大津へ来い。滋賀グルメの締め括りは、ここで琵琶湖の味を全部受け取ることだ。
- 住所
- 滋賀県大津市中央1-2-33
- アクセス
- 京阪石山坂本線 びわ湖浜大津駅より徒歩約7分 / 京阪京津線 上栄町より徒歩約5分
- 創業
- 明治2年(1869年)
- URL
- sakamotoya.biz
| # | 店名 | エリア | ジャンル |
|---|---|---|---|
| 01 | 近江肉 せんなり亭 伽羅 | 彦根市 | 近江牛すき焼き・しゃぶしゃぶ |
| 02 | ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店 | 彦根市 | 近江ちゃんぽん(発祥) |
| 03 | 近江牛 日本料理 ひょうたんや | 近江八幡市 | 近江牛会席・つゆしゃぶ |
| 04 | 四〇〇年鮒寿し 総本家 喜多品老舗 | 高島市 | 鮒ずし(1619年創業) |
| 05 | 元祖阪本屋 | 大津市 | 鮒寿司・湖魚佃煮 |




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