【兵庫県】腹が鳴る店だけ並べた危険な5選|兵庫グルメで後悔したくなかったら読め
兵庫県、広すぎる。うまい飯も、広すぎる。
神戸牛、明石焼き、かつめし、老舗洋食——。「観光地」の看板に隠れてるせいで、飯の話になると後回しにされがちなんだが、正直に言う。
この県のグルメ、どこを掘っても本物が出てくる。
兵庫県グルメはランチひとつで一日の予定を変えるくらいの力がある。神戸三宮から、明石、加古川、新開地まで。地図より胃袋で旅するべき県だ。
理性ごと引っ張られた店だけ、5軒ならべる。
神戸牛 / 鉄板焼きステーキ
神戸牛ってなんで旨いんだろうと、ずっと思ってた。ここで食って、考えるのをやめた。
目の前の鉄板に神戸牛が乗った瞬間、音がする。じゅわ、という声じゃなくて、もっと品のある音だ。シェフの手元を見ながら、唾を飲み込む。それが食い始まる前から始まってる。
切り分けて口に入れると、脂が甘い。サシが均一に入った但馬牛由来の肉質は、嚙むほどに旨みが出てくる。塩で食っても、ソースで食っても、どっちでも正解だった。ランチなら神戸牛ステーキが3,500円前後から食える。
「神戸牛を気軽に」という言葉を信じてなかったが、ここは本当にそうだ。神戸三宮のランチに迷ったら答えはここ一択でいい。
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-17 三宮興業ビル6F
- アクセス
- 阪急神戸三宮駅 西口より徒歩約1分
- 営業時間
- 11:00〜14:00 / 17:00〜22:00(全日)
- おすすめ
- 神戸牛ステーキランチ 3,500円〜、和牛ステーキランチ 1,380円〜
- 公式
- steakland-kobe.jp
明石焼き / 玉子焼 / 老舗
1958年創業。この行列の理由が、食う前からわかってしまった。
明石の路地を歩いてくると、遠くから出汁の香りが来る。カツオ出汁だ。鼻が先に食いにいく。列に並んで、回転の早さに少し救われる。
出てきた玉子焼きは、ふわっとして形が崩れそうなくらい柔らかい。卵をたっぷり使った生地は、たこ焼きとは別の生き物だ。出汁に浸してひと口。熱い。うまい。三つ葉の香りが追いかけてくる。
20個で800円。この値段で、この満足度。兵庫ランチのコスパ最強候補を挙げろと言われたら、俺はここを推す。土日は行列が長い。覚悟して来い。
- 住所
- 兵庫県明石市材木町5-12
- アクセス
- JR・山陽電鉄 明石駅より徒歩約15分
- 電話
- 078-912-3508
- おすすめ
- 玉子焼き 20個 800円
- 公式
- funamachi.jp
かつめし / 加古川名物 / B級グルメ
「お箸で食べる洋食」。その一言で、なんとなく想像して舐めてた。食ってから土下座した。
平らな皿にご飯が広がって、その上に神戸牛のビーフカツが乗る。そこに5日かけて仕込んだ自家製デミグラスソースがどばっとかかる。ゆでキャベツが添えてある。ビジュアルは地味だ。でも匂いが先に語りかけてくる。
カツを箸で割ると、断面からじわっと肉汁が出る。デミグラスと混ざって皿の上で複雑な旨みになる。ひと口。——あ、これ洋食じゃなくて「飯」だ。ご飯が止まらない。キャベツで箸を休めて、またカツに戻る。このループを4セット繰り返した。
昭和52年から守り続けた独自レシピ。加古川に来たら、かつめし亭に行け。それだけでいい。
- 住所
- 兵庫県加古川市尾上町池田642 播磨第2ビル1F(本店)
- アクセス
- 山陽電鉄 浜の宮駅より徒歩約10分
- 営業時間
- 11:00〜20:30(LO 20:00)
- おすすめ
- 並かつめし、特選上かつめし、極かつめし(神戸牛使用)
- 公式
- katumesitei.com
神戸洋食 / 老舗 / ハンバーグ
1952年創業。阪神淡路大震災で全壊して、地元の人に支えられて復活した。その話を知ってから食いに行った。
新開地の細い路地を入って、リオ神戸の2階へ上がる。店内は昭和だ。サイン色紙が壁を埋めている。席についた瞬間から落ち着く。
5日かけて仕込む秘伝のデミグラスソース。淡路島産の玉ねぎをベースに、肉と野菜をじっくり煮込んだそのソースが「ハンバーグステーキ」にかかってくる。切った瞬間に肉汁が出て、デミグラスと混ざる。甘みと酸味とコク。どれかひとつが突出しないバランスが怖い。
4代目が守り続ける味。神戸のランチに「外れなし」の店を一軒だけ選べと言われたら、俺はここを選ぶ。
- 住所
- 兵庫県神戸市兵庫区新開地2-5-5 リオ神戸2F
- アクセス
- 神戸高速線 新開地駅より徒歩約1分
- 電話
- 078-575-2073
- 営業時間
- 11:00〜15:00(LO14:30) / 17:00〜20:00(LO19:30)
- 定休日
- 水曜・木曜
- おすすめ
- ハンバーグステーキ 2,000円、ヘレビーフカツレツ、オムライス
- 公式
- grill-ippei.co.jp
淡路島 / 和牛丼 / 肉めし
淡路島まで来た理由は、玉ねぎと海の幸だと思ってた。違った。肉だった。
南あわじの田園地帯に突然現れるこの店、メニューが30種類以上ある丼と定食が揃ってる。「和牛サーモン生BAKUDAN丼」のビジュアルは、写真で見てもやばかったが、実物はさらにやばかった。
特選牛まぶしは、丼に和牛がびっしりと敷き詰められている。最初はそのまま食う。次に出汁をかけてお茶漬け風にする。どっちの食い方でも「来てよかった」という感情が出てくる。
淡路島グルメは玉ねぎとタコの話ばかりしがちだが、牛と米はそこに割り込んでくる存在だ。島を渡ったなら、ここまで足を伸ばす価値は十分ある。
- 住所
- 兵庫県南あわじ市(西淡三原IC近く・詳細はGoogleマップ推奨)
- アクセス
- 神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原ICより車で約5分
- おすすめ
- 特選牛まぶし、和牛サーモン生BAKUDAN丼、4種食べ比べ御膳
- 備考
- 観光客・地元客ともに混雑あり。時間に余裕を持って訪問推奨
── 結論。兵庫県グルメ、どこから行くか。
兵庫県グルメはエリアが広い分、テーマを決めて動くのが正解だ。
神戸三宮に来るならステーキランド 神戸館で神戸牛と向き合え。昼から鉄板の前に座れる幸せがある。
歴史が好きならグリル一平へ。70年のデミグラスは一口で時代が飛ぶ。
兵庫ランチのコスパを求めるならふなまち一択。800円でこの満足度は反則だ。
加古川まで足を伸ばせるなら本家かつめし亭で地元のソウルフードを体に刻め。
淡路島に渡る機会があるなら牛と米で、島の肉丼に言葉を失え。
兵庫県は「どこを切っても本物」が出てくる県だ。5軒全部、後悔させない。断言する。




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